測度論完備な測度と測度空間の完備化 完備な測度空間とは,零集合の任意の部分集合が可測,従って零集合になる測度空間のことをいいます。任意の測度空間は完備な拡張を持つことが知られています。完備な測度と,任意の測度空間の完備化について紹介しましょう。2023.05.06測度論
解析学(大学)その他リプシッツ連続とは~定義と性質・他の連続性との関係など~ 関数fがリプシッツ連続(Lipschitz continuous)であるとは,|f(x)-f(y)| ≦ K|x-y| が成り立つことを指します。リプシッツ連続について,その定義と例,一様連続など他の連続性との関係,微分と関連する性質について述べましょう。2023.05.05解析学(大学)その他
解析学(大学)その他凸関数と凸不等式(イェンセンの不等式)についてかなり詳しく 凸関数 (convex function) は,それ自身が研究対象の一つであり,凸解析 (convex analysis) といわれることがあります。凸関数・凹関数と凸不等式(イェンセンの不等式)について,基本的なことを詳しくまとめましょう。2023.05.03解析学(大学)その他
解析学(大学)その他絶対連続な関数とは~定義と例と性質4つ~ 絶対連続な関数とは,一様連続の定義をさらに厳しくしたような感じで,測度の絶対連続性の概念とも密接に関連しています。絶対連続性について,その定義・例・性質を紹介しましょう。2023.05.02解析学(大学)その他
解析学(大学)その他有界変動関数の定義と例といくつかの大事な性質 有界変動関数とは,「変動」つまり上下にどのくらい動くかが,「有界」すなわちそんなに変動しないということです。有界変動関数は,2つの単調増加関数の差で表すことができることが知られています。有界変動関数について,その定義と,大事な性質を証明付きで紹介していきましょう。2023.05.01解析学(大学)その他
測度論単調関数はほとんどいたるところ微分可能である証明 単調増加または単調減少関数,より一般に有界変動関数は,ほとんどいたるところ微分可能であることが知られています。これについて,ラドンニコディムの定理やルベーグの微分定理を用いた証明を紹介しましょう。2023.04.16測度論
測度論ルベーグの微分定理とその証明~測度の微分を添えて~ ルベーグの微分定理(Lebesgue differentiation theorem)は,リーマン積分のときに成り立っていた「積分して微分すると元に戻る」という性質の,ルベーグ積分版といえます。ルベーグの微分定理とその証明を行い,測度の微分について少し掘り下げましょう。2023.04.10測度論
測度論測度の絶対連続性・同値性・特異性とルベーグ分解 同じ可測空間に二つ測度があったときに,その二つの測度の関係性を述べるのが測度の絶対連続性・同値性・特異性です。また,任意のσ有限な測度は,別の測度に関して絶対連続なものと特異なものの和に分解できることが知られており,これをルベーグの分解定理といいます。測度の絶対連続性・同値性・特異性と,ルベーグの分解定理について,証明付きで紹介しましょう。2023.03.31測度論
測度論ラドンニコディムの定理とその2通りの証明 ラドンニコディムの定理(Radon–Nikodym theorem)と呼ばれる,測度論における「微分」を扱う定理を紹介しましょう。これは,確率論における条件付き期待値にも使われる概念であり,とても重要です。2023.03.26測度論
測度論符号付き測度・複素測度の定義と分解定理 符号付き測度・複素測度とは負の値や複素数値を許すような測度のことです。符号付き測度・複素測度について,その定義と例,分解定理を解説しましょう。2023.03.20測度論