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【LaTeX】アブストラクト(概要)のかき方(abstract環境)

LaTeX
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\LaTeX において,abstract 環境を用いた,アブストラクト(概要)のかき方を紹介します。

【LaTeX】アブストラクト(概要)のかき方

文書のアブストラクトを書きたい場合,abstract 環境を用います。以下のような形です。

\begin{abstract}
  概要の内容
\end{abstract}

例を挙げましょう。

\documentclass{jsarticle}

\title{【LaTeX】アブストラクト(概要)のかき方(abstract環境)}
\author{数学の景色}
\date{2021年9月29日}
\begin{document}
\maketitle
\begin{abstract}
  本サイトは,主に専門数学や,\LaTeX といったその周辺ツールに関する解説を
  行っています。もし,誤りなどを見つけましたら,お問い合わせフォームからお願いします。
\end{abstract}
ここに本文をかきます。

\end{document}
abstract環境を用いた文書の出力例

上のように,abstract 内の環境が「概要」として,小さめの文字で中央にかかれているのが分かりますね。欧文クラスでは,「概要」の代わりに「abstract」と書かれます。

なお,article, jsarticle, ltjsarticle, jlreq クラスのデフォルトでは,タイトルや概要は最初のページの上部に出力されます。これを,

\documentclass[titlepage]{jsarticle}

のように,titlepage オプションを用いると,タイトルで一つのページ,概要で一つのページを割くようになり,その次のページ(3ページ目)から本文が始まるようになります。

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参考

  1. 奥村晴彦, 黒木裕介「LaTeX 美文書作成入門」(技術評論社, 第9版, 2023)