\LaTeX において,下線(アンダーライン)・二重下線・波線・打ち消し線(中線)・上線(オーバーライン)などの引き方を紹介します。
【LaTeX】下線・波線・打ち消し線・上線などの引き方
そもそもですが, \LaTeX は非常に簡易的な下線環境しか提供しておらず,あまり使うべきではありません。可能ならば太字 (\textbf
) などを使うべきです。どうしても使いたい場合は,以下のコマンドを使います。
コマンド | 内容 |
---|---|
\underline{<text>} | 下線(途中改行不可) |
\overline{<text>} | 上線(途中改行不可) |
<text>
部分に,下線を引きたいテキストを記入します。
波線や打ち消し線などの,さらにいろいろな線を使いたい場合は ulem
パッケージを用います(\usepackage{ulem}
)。欧文の場合は,改行も可能です。
しかし,このパッケージであっても,日本語で途中での改行は不可能です。日本語の改行が必要であれば,jumoline
パッケージ(http://sils.shoin.ac.jp/~gunji/CR/Kyozai/misc/jumoline/)か udline
パッケージを用いるとよいでしょう。ただし,これらのパッケージは2020年現在,TeX Live にデフォルトで含まれていないため,適切にダウンロードする必要があります。