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【LaTeX】mod(剰余類)に関するコマンド4つ

LaTeX
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\LaTeX における, \bmod(剰余類・合同式)に関連するコマンドをまとめます。

ただし,amsmath パッケージの使用は仮定しています。

【LaTeX】mod(剰余類)に関するコマンド

出力コマンド解説コマンド
m\bmod nm\bmod n2項演算子のmodm \bmod nm\bmod n
\pmod p\pmod pカッコつきのmod a \equiv b \pmod pa\equiv b\pmod p
\mod p\mod p\pmod の括弧を省いたものa \equiv b \mod pa\equiv b\mod p
\pod p\pod p\pmod のmodを省いたもの a \equiv b \pod pa\equiv b\pod p

\pmod{10} のように,modの後が2桁の場合は \pmod{10} のように {} を活用します。

\bmod+ などと同じ,2項演算子のmodです。よって,例えば,a\equiv b \bmod p とかくと
a\equiv b \bmod p のように,\mod に比べて b \bmod の間隔がおかしくなってしまいます。

また, \bmod のように単独で出力したい場合は,\mod だとエラーが出ますから,\bmod を使います。

また,「合同でない」ことを表したい場合は,a\not\equiv b とすれば, a\not\equiv b となります。

その他の数学関数まとめ

\log, \lim などの,その他の数学関数については以下を参照してください。

参考

  1. 奥村晴彦, 黒木裕介「LaTeX 2e 美文書作成入門」(技術評論社, 第6版, 2013)
  2. amsmath – AMS mathematical facilities for LATEX