数式の4つのスタイル displaystyle, textstyle, scriptstyle, scriptscriptstyle を紹介します。
【LaTeX】数式の4つのスタイル
スタイル | 解説 | 例1 | 例2 |
---|---|---|---|
\displaystyle | ディスプレイスタイル | \displaystyle \sum_{n=1}^\infty | \displaystyle \int_0^1 |
\textstyle | テキストスタイル | \textstyle \sum_{n=1}^\infty | \textstyle \int_0^1 |
\scriptstyle | 添え字のスタイル | \scriptstyle \sum_{n=1}^\infty | \scriptstyle \int_0^1 |
\scriptscriptstyle | 添え字の添え字のスタイル | \scriptscriptstyle \sum_{n=1}^\infty | \scriptscriptstyle \int_0^1 |
一般に\( ~ \)
または $ ~ $
のようにかけば,テキストスタイルで,数式が文中に出力されます。
一方で,\[ ~ \]
や \begin{equation} ~ \end{equation}
等とかけば,これはディスプレイスタイルで,別行立ての数式になります。
文中の数式においては,\(\displaystyle \sum_{n=1}^\infty \)
や $\displaystyle \sum_{n=1}^\infty$
のように,最初にディスプレイスタイルの宣言をすることで,ディスプレイスタイルにすることが可能です。
逆に,最初に \textstyle
と宣言すれば,別行立ての数式であっても,テキストスタイルにすることが可能です。他のスタイルも同じです。
数式を全てディスプレイスタイルにしたい場合
文中の数式も含めて,数式を全てディスプレイスタイルにしたい場合もあるでしょう。これは,プリアンブルに
\everymath{\displaystyle}
とかけばよいです。