微分積分学(大学)

【Frodaの定理】単調関数の不連続点は高々可算個であることの証明

広義単調増加,または広義単調減少な関数は,不連続点があってもそれは高々可算個しかないことを証明します。証明は比較的シンプルだと思います。私も,最初にこの定理の証明を見たときはあまりにシンプルで感動しました。皆さんともこの感動を共有できると幸いです!
微分積分学(大学)

級数が絶対収束すれば収束することの2通りの証明

ある数列に対し,その絶対値の和が収束することを絶対収束といいます。級数が絶対収束すれば元の数列が収束することを,一つはコーシー列を使った一般的な方法で,もう一つは高校生にも理解できる方法で証明してみたいと思います。
微分積分学(大学)

交代級数の収束性の証明とその具体例

正の項と負の項が交互に現れる級数を交代級数 (alternating series) といいます。今回は,ライプニッツの定理ともいわれる,単調減少かつ0に収束する非負な数列の交代級数の和が収束することを証明します。最後には,その一般化も述べます。