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【定義の記号】数学における:=記号の意味

記号・記法
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数学において,コロンに等号をつけた := という記号は,左辺を右辺で定義するという意味になります。また,逆に =: という記号は,右辺を左辺で定義するという意味です。これについて紹介しましょう。

【定義の記号】数学における:=,=:記号の意味

定義( \coloneqq, \eqqcolon

\coloneqq は「左辺を右辺の式で定義する」ことを指し, \eqqcolon は「右辺を左辺の式で定義する」ことを指す。

「左辺を右辺で定義する」とは,左辺が新たな記号で,右辺が知っている式になります。逆に,「右辺を左辺で定義する」とは,右辺が新たな記号で,左辺が知っている式になります。

例を挙げましょう。

\begin{gathered} f(x)\coloneqq x^2 - 3x + \lambda \\ x^3 - 3x^2 + x \eqqcolon g(x) \\ S\coloneqq \sum_{n=1}^\infty a_n \end{gathered}

なお, \LaTeX においては,mathtools パッケージを用いて,\coloneqq, \eqqcolon とかくことで,

\coloneqq, \eqqcolon


と出力できます。

また,数学では,式の定義に \stackrel{\mathrm{def}}{=} という記号を使ったり,用語の定義には \stackrel{\mathrm{def}}{\iff} という記号を使うこともあります。他に, :\Leftrightarrow という記号もあります。