関数(写像)の「グラフ」というと, xy 平面上の「図」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。実際,一般の関数において,関数の「グラフ」とはどう定義されるかについて紹介します。
関数(写像)の「グラフ」の定義
定義(関数・写像のグラフ)
一般に, f\colon X \to Y に対し,集合
\textcolor{red}{G(f) = \{(x, f(x)) \in X \times Y \mid x \in X\} }
を f のグラフ (graph) という。
グラフとは (x, f(x)) 組の集合だと言っています。
関数(写像)の「グラフ」の具体例
例
f\colon \mathbb{R} \to \mathbb{R} を f(x)=x^2 とする。
このとき, f のグラフは,集合
である。
グラフとは集合だということを知っておきましょう。