LATEX の数式モードにおける,ローマン体・イタリック体・サンセリフ体・タイプライタ体・太字・黒板太字・筆記体(カリグラフィー)・花文字(スクリプトフォント)・ドイツ文字(フラクトゥール)などの書体をまとめます。
【LaTeX】筆記体,花文字,太字,黒板太字,ドイツ文字など
以下,すべて数式モードです。一部 amsmath, amsfonts
パッケージの使用を仮定しています。
アルファベットの小文字が書かれていないところなどは,フォントがありません。
コマンド | 出力 |
---|
なし | ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz 1234567890 |
ローマン体
\mathrm | ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz 1234567890 |
イタリック体
\mathit | ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz 1234567890 |
サンセリフ体
\mathsf | ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz 1234567890 |
タイプライタ体
\mathtt | ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz 1234567890 |
太字
\mathbf | ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz 1234567890 |
太字
\boldsymbol , \bm 後者は \usepackage{bm} が必要 (フォントを変更している場合は,その後に記載する) | ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz 1234567890 |
黒板太字
\mathbb | ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ |
筆記体(カリグラフィー)
\mathcal | ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ |
花文字(スクリプトフォント)
\mathscr
\usepackage{mathrsfs} が必要 | ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ |
ドイツ文字(フラクトゥール)
\mathfrak | ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ abcdefghijklmnopqrstuvwxyz 1234567890 |
各コマンドは,後ろに {}
を用いる形で使います。たとえば,Ft は,\mathcal{F}_t
とすることで出力可能です。
太字に関して,ベクトルに関する太字については,以下の記事も,参照してください。
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