微分積分学(大学) 中間値の定理とは~主張・証明と何が本質なのかを解説~ 中間値の定理とは,「連続関数なら,間の値を全て取る」という一見当たり前の定理です。これについて,その主張と,その証明を紹介します。さらに,根底にある「当たり前の性質」が何なのかも考えましょう。最後に位相空間論の言葉を用いた主張も述べます。 2021.02.10 微分積分学(大学)集合と位相
微分積分学(大学) ボルツァノ–ワイエルシュトラスの定理とその証明 大学教養数学のさまざまなところに登場する,ボルツァノ–ワイエルシュトラスの定理 (Bolzano–Weierstrass Theorem) について紹介します。まず1次元の場合を紹介し,次に多次元の場合を紹介して,最後に位相空間論の言葉を用いて述べます。 2021.02.07 微分積分学(大学)集合と位相
集合と位相 距離空間の定義と6つの具体例~ユークリッド・マンハッタン距離~ 距離空間 (metric space) とは,距離の構造にあたる距離関数 (distance function) を備えた集合のことです。そんな距離空間について確認し,ユークリッド距離やマンハッタン距離などを含む5つの具体例について確認していきましょう。 2021.02.01 集合と位相
微分積分学(大学) 【ディニの定理】各点収束から一様収束が従う定理とその証明 連続関数の列が単調増加に連続関数へ各点収束するとき,一様収束が言える「ディニの定理 (Dini's theorem) 」と呼ばれる定理があります。本記事ではこの定理の紹介とポイント解説,最後に証明を行います。証明のみ位相空間論の知識が必要です。 2021.01.25 微分積分学(大学)集合と位相
微分積分学(大学) アスコリ–アルツェラの定理とその証明~注意点を添えて~ アスコリ–アルツェラの定理(Ascoli–Arzelà theorem)は,解析学でよく使われる定理の一つですが,用語が難しく,適用条件にも注意が必要です。まず必要な用語として,「一様有界性」と「同程度連続性」の定義をし,定理を紹介します。 2021.01.24 微分積分学(大学)集合と位相