大学教養

線形代数学

連立一次方程式の基本解・特殊解と解空間の性質

連立一次方程式における,基本解 (fundamental solution)・特殊解 (particular solution) と解空間 (solution space) の定義とその性質について,理解しておくべき重要な事項を紹介し,証明しましょう。
線形代数学

随伴行列(エルミート転置,共役転置)の定義と性質10個

随伴行列 (Hermitian transpose),あるいはエルミート転置や共役転置と呼ばれる行列は,元の行列の各成分で複素共役を取り,それを転置させた行列のことを指します。これについて,その定義と具体例,性質を詳しく解説しましょう。
微分積分学(大学)

全微分の定義・性質・求め方を詳しく解説~全微分可能性~

多変数関数における全微分 (total derivative) とは,関数の1次近似と言えます。これについて,定義・図形的意味・性質・求め方を詳しく解説します。まずは2変数関数で扱い,最後にn変数関数の場合について述べます。
微分積分学(大学)

【fxy=fyx】シュワルツの定理とその証明~偏微分の順序交換~

高階偏微分においては,「偏微分する順番は多くの場合,気にしなくて良い」という定理があります。シュワルツの定理と呼ばれる本定理を紹介し,それを証明したいと思います。最後には,シュワルツの定理が適用できない例(偏微分の順序交換ができない例)も述べます。
統計学

【対数グラフ】片対数グラフ・両対数グラフとその意味

グラフを描くにあたって,しばしば用いられる,片方の軸が対数に対応する目盛である「片対数グラフ」と,両方の軸が対数に対応する目盛である「両対数グラフ」について紹介し,このグラフ上で直線になるような関数はどのようなものか解説します。
微分積分学(大学)

偏微分とは~定義と例題と図形的意味~

多変数関数に関して,ある1変数のみを変数とみて,残りの変数を定数と見たときの微分を偏微分と言います。本記事では,偏微分の定義・例題・図形的意味について,まず2変数関数の場合を考え,それからn変数関数の場合を解説しましょう。
記号・記法

∀(全称記号,任意の)と∃(存在記号,存在する)の使い方

大学数学の授業やセミナー,ときどき論文や教科書でも使われる記号である,∀(任意の)と∃(存在する)は,それぞれ「全称記号」「存在記号」といわれます。これについて,その使い方を,具体例を交えて解説します。
微分積分学(大学)

【級数の収束判定法】Bertrand’s testとは

ダランベールの収束判定法・コーシーの収束判定法や,ラーベの収束判定法・ガウスの収束判定法でも判定できないものを判定する方法の一つとして,「Bertrandの収束判定法」というものがあります。これにつて紹介し,証明しましょう。
線形代数学

連立一次方程式が解をもつ条件(行列)とその証明

連立一次方程式は,行列を用いて記述することができ,それが解をもつかどうかは,行列のランクを用いて記述することができます。この定理について紹介し,証明しましょう。後半では,解が「ただ一つ」になる必要十分条件も扱います。
線形代数学

係数行列・拡大係数行列とは

連立一次方程式の係数を並べた行列を「係数行列 (coefficient matrix)」それに右辺の値を合体させた行列を「拡大係数行列 (augmented coefficient matrix)」といいます。これについて,その定義と具体例を紹介します。